君たちはどう生きるか

 

 

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この間ジブリの新作、「君たちはどう生きるか」を見てきた。映画館で観る映画っていいなァ。なんだかとてもワクワクした。これからはもっと映画館で映画を観たいと思った。

ところで「君たちはどう生きるか」について、考察やネタバレなどを書く気はないのだけれど「これから観に行く」という方はなんとなくこの文章は見ずに映画館へ行って欲しいと思う。人それぞれの感じ方が絶対あって、あなたのそれの、邪魔をしたくないから。

 

 

私はジブリ作品を半分程度しか観たことがない。特に縁がなかったのだ。今回は夫がジブリ映画を好きなため一緒に観に行ったというだけだ。だから特別ジブリが好きなわけではない私が、この作品を観て何を考え何を思ったのかを綴っていく、それだけのことだ。

 

トラウマや自分に起きた苦しいことを乗り越える努力を、私はしてきただろうか。その苦しみから耐えることで精一杯で、受け入れよう・乗り越えようなんて思えたことがないように思う。もちろん私はそれでも良いと思っている。静まるまでジッと待つ、というのが私のスタイルだ。無理になにかしたところで、悲しみや苦しみが抉れて、ずっと残ることを知っているから。(人によって違うけど私はそうなる)

中には、「君たちはどう生きるか」の主人公のように苦しみを受け入れ、乗り越えていくタイプの人もいる。作中は別世界で表現されていて素晴らしく感動した。(私の解釈が合っているかは不明だが間違っていたとしてもそれはそれで良い。)乗り越える時の心の動きが鮮明で、私の心は時折ブルブルと震えた。

 

もっと、自分の心の動きに目を向けたい、耳を傾けたい。そう強く思った。私は確かに、今後もトラウマや苦しいこと、困難なことに対して無理に乗り越えようとしないだろう。それでも静まるまでジッと待つ時の心の動きだってたくさん、色々あるはずだ。そういうものに向き合って生きていきたい。

そんなことを考えられた作品だった。一言で言えば最高である・・・。なんて言ったって、2日連続で観に行ったもの。。

 

 

みんなはどんなこと感じて、どんなことを考えたのだろう。それすらも確実に伝え合えないところがこの世界の面白いところである…。